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ベトナム カフェの街チャンギアってどんなところ? ビンズン省で最も魅力的な街 チャンギアを紹介します。

筆者がビンズン省で最も魅力的と感じる街、チャンギアについて紹介します。
ビンズン省でお住まいをお探しの方は、参考にしていただければと思います。

ビンズン省をご存じない方は、下記の記事を参照ください。

▶ビンズン省ってどんなところ?? ベトナム南部にある都市Bình Dương

チャンギアの場所

チャンギア坊(Phường Chánh Nghĩa)は、トゥーザウモット(Thủ Dầu Một)市内の中心部にあり、いわゆるビンズンの旧市街地と呼ばれるあたりです。近くにはサイゴン大教会にも負けないサイズのフークーン大聖堂 (Nhà thờ Chánh tòa Phú Cường)や巨大な涅槃像があるホイカン寺(Chùa Hội Khánh)などがあり、ビンズン省内でも歴史があるエリアです。べカメックス・ビンズンFCの本拠地であるゴーザウスタジアムもこのエリア付近にあります。

チャンギア坊(Phường Chánh Nghĩa)内でも、Khu dân cư chánh nghĩa はここ10年くらいで再開発された住宅地です。碁盤目状に整えられたこの地区は、ビンズン省では黄金の土地(đất vàng)と呼ばれており、地価が高いため高所得者や外国人の住むエリアとなりつつあります。そして、自然発生的に素敵なお店が並び、ビンズン省でも特に魅力的な街になりつつあります。

ちなみに、後ほど紹介しますが、エリア内には高層アパートやファミリーマートなどのコンビニ、日本食店などもあり、日本人が生活する上での最低限の環境も整っています。

チャンギアへのアクセス方法

ホーチミン市1区から北へ約30km、車で約60分の場所にあります。

バイクやタクシーで来るのが早いですが、時間がある方はbus 61-3bus 61-6で来ることも可能です。ただし、添乗員さんに降りる場所をしっかり伝えないと通り過ぎることもあるので注意してください。筆者は最近ローカルバスでの利用をしていないので、詳しい説明はできかねます。バスを利用される方はくれぐれもご注意ください。

 

参考までに、他のビンズン省のスポットについて、ホーチミン市内からの距離を紹介しておきます。

ホーチミン1区からイオンビンズンまで:約20km45分、

ホーチミン1区からビンズン新都市まで:約38km/75分

ホーチミン市内からダイナム遊園地まで:約38km/75分

 

チャンギアは、最近話題のビンズン新都市よりもホーチミン市内へ近いのです。

チャンギアの魅力

カフェが多い

この街にはとにかくカフェが多いです。若者が集まるオシャレなカフェから、ファミリー向けのキッズカフェ、おっさん御用達のタバコ臭いカフェまで、チャンギアエリアには何十軒ものカフェが軒を連ねています。ヘクタールあたりのカフェ密度が本当に高いです。何の道を歩いてもカフェがあるので、筆者は少しずつカフェを開拓しています。

意外な場所に素敵なカフェがあるので、歩くのが楽しい街です。

さまざまな国の料理を楽しめる

カフェばかりではなく、飲み会や食事の場所も充実しています。

若者が集まる居酒屋もあれば、焼肉店、鍋屋さん、本格ベトナム料理店もあれば、フォー、ブンボーフエ、フーティウのお店など麺のお店も散在しています。さらに、ピザやハンバーガー屋、ステーキ屋、中華料理店、日本料理店、タイ料理店などなど多国籍料理店が選べるのも魅力です。

食べるのに困らないのが良いですね。

歴史的な街

 

チャンギアはビンズンの旧市街とよばれる地域なので、大聖堂や寺院など歴史的な建築が残っています。

會慶寺(ホイカン寺)|Chùa Hội Khánh

チベット仏教寺院|西藏寺| Chùa Tây Tạng

フークーン大聖堂 |Nhà thờ Chánh tòa Phú Cường

特にチャンギアの隣の地区でサイゴン川が流れるフークーン(Phú Cường)地区は、トゥーザウモット(Thủ Dầu Một)市の旧市街地として古くから栄えてきました。ビンズン省の行政施設(役所)もチャンギアやフークーンにあったのですが、現在はビンズン新都市に移設されています。

ビンズン省の人気スポットへのアクセスがよい

ビンズン省の中心地のため、ビンズン省内での人気のスポットへのアクセスが良いです。

▶ビンズン新都市 バスもしくはバイクで30分
▶イオンビンズン バスもしくはバイクで20分
▶ダイナム遊園地 バイクで20分
▶Miraホテル バイクで10分以内
▶ウォーターパーク バイクで10分以内

チャンギア内には、BECAMEX TOKYUのバス停が多いので、バスを利用してビンズン新都市やイオンへ行くことも可能です。3km圏内は自転車で移動、遠くへはバス移動、という日本にいるような生活スタイルも可能です。

コンビニ・スーパーもある

チャンギアには、ファミリーマートが2軒、韓国系コンビニのGS25が1軒あります。

近くには、コープマートというスーパーがあるので、イオンまで行かなくても平日の買い出しはコープマートで十分に足ります。他にも、バックホアサン(Bách hoá Xanh)というミニスーパーもあります。

家電量販店のチョロン(Chợ Lớn)やi-Phoneなどを販売しているFTP SHOPも歩いて行ける範囲にあります。

日系の商品にこだわらなければ、イオンまで行かなくてもある程度こと足りる生活が可能です。

チャンギアには新しい高層アパートが2棟あります。どちらもプール付きでセキュリティもしっかりしていて、徒歩3分圏内にファミマがあります。

・Compass One

・C SKY VIEW

チャンギアに住むデメリット

ここまでチャンギアの魅力について紹介してきましたが、残念ながら良いところばかりではありません。

最後にデメリットについて紹介しておきます。

日本人学校がない

日本人ファミリーが住むにあたって、大事なことのひとつは

子供をどこの学校へ通わせるのか

子供の学校次第で住む場所を選ぶ方もいると思います。

残念ながら、チャンギア周辺はもちろん、ビンズン省内には日本人学校がありません。
ビンズン新都市に住む日本人が増えているので、「新都市に日本人学校」という要望があるようですが、まだまだ実現は先になりそうです。

ビンズン省から日本人学校へ通うならば、ホーチミン市7区まで行かなければなりません。しかし、7区はビンズン省からはかなり遠いです。ビンズン省からは通学バスもありません。

我が家にも一人息子がおりまして、息子を補習校だけにでも通うわせようと思いましたが、一度行ってみたら遠すぎて、週に1度通うのも現実的には難しいと感じました。

ビンズン省内での選択肢としては、インターナショナルスクールとなります。
しかし、ビンズン新都市にあるシンガポールインターナショナルスクール1校のみ。フル英語コースだと学費は年間2万ドルほどかかります。▶学費はこちらを参考ください。
お子さんがシンガポールインターナショナルスクールに通うのであれば、チャンギアよりもビンズン新都市に住んだほうが良いですね。

他にもビンズン省ではインターナショナルスクールという名目の学校はありますが、基本的にはベトナム語ベースの授業で英語教育の時間が多いだけ、日本でいう私立学校に近いイメージです。地元のローカル学校へ通わせたくない家庭が選ぶ学校です。

ちなみに、我が息子は通学に1時間かけてホーチミン市内のトゥードゥックにある半インターナショナルスクールに通っています。この学校は50%英語、50%ベトナム語の学校で、教育熱心なベトナム人家庭の子供もしくは我が子のようにハーフの子供向けの学校です。

ということで、お子様をお持ちの方が、日本から家族連れでビンズン省に引っ越すのはなかなかハードルが高く感じます。

医療に若干の不安

チャンギアに歯医者などはありますが、外国人むけの医療機関には不安あります。

チャンギアから近い国際病院は、下記2つ

Columbia Asia Hospital – Binh Duong

Becamex International Hospital

筆者は、Becamex病院には何度かお世話になったことがあります。
設備自体は新しくてきれいですが、スタッフのレベルは高いとはいえません。

重病持ちの方や高齢者の場合は、やはりホーチミン市の国際病院へ行くことになるかと思います。

家族にベトナム人がいれば、チャンギアやビンズン省で生活しやすいですが、日本人だけであればホーチミン市内の方が選択肢が多いので安全ではあります。

週末がにぎやか

ここまでは、チャンギアのデメリットというよりも、ビンズン省に住むデメリットを書いてきました。

チャンギアに住んで唯一デメリットに感じるのは、週末は夜遅くまで騒がしいことです。

土曜日の夜などは、屋外ライブみたいのがはじまって、結構遅い時間まで音楽が響いています。
それを楽しめる人は良いですが、静かな夜を求める方には、苦痛になるかもしれません。

とはいえ、ベトナムは田舎にでも住まない限り静かな場所はあまりないですよね。

まとめ

ここまでチャンギアについて紹介してきました。
筆者は、チャンギアに住む日本人が少しでも増えたら嬉しい、と思い書いています。

なかなか住むのは難しいと思いますので、ビンズン省にきたらチャンギアという街を思い出してもらい、チャンギアのカフェに寄ってちょっとコーヒー1杯のんでみてはいかがでしょうか。

about

筆者プロフィール:Koike Yusuke
木造建築士という建築知識をバックグラウンドに、
ベトナム南部で家具のマーケティング・デザイン・商品開発をしています。
ベトナム史が好きで、ベトナム建築を調べています。
建築や家具、デザインはもちろん、ベトナム史やビジネスについて語り合える方募集しています。
Twitterやインスタでお気軽にDMください。
資格:木造建築士 / カラーコーディネーター1級(商品色彩)
Twitter @yusukekoike21
Instagram @ample.style
メール:amplestyle108★gmail.com(★を@に変換)

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