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ベトナム ビンディン省 光中博物館|Quang Trung Museum|Bảo tàng Quang Trung

Quang Trung Museum

光忠帝とは、西山朝(タイソン朝=Nhà Tây Sơn)の皇帝グエンフエ(阮恵)のことです。
この光中博物館(Bảo tàng Quang Trung)にはグエンフエとその兄弟グエン・ニャック(阮岳)とグエン・ルー(阮侶)が祀られています。

グエンフエ通りといえば、ホーチミン市1区の中心地で、歩行者天国で多くの人たちが賑わう場所としてよく知られています。そのグエン・フエは、長く続いたベトナムの南北時代を平定、北方の清や南方のシャムの侵略を返り討ちにした英雄として知られています。

西山朝のグエン三兄弟は中部高原の出身、その地にこの光中博物館はあります。

敷地は広く、数軒の建物がありますが、その中でも異彩を放つのが茅葺の建物です。これは中部高原の少数民族バナール族の集合住宅Rôngと呼ばれる建物です。

Nhà Rôngと呼ばれるバナール族の超高床式木造建築

なぜ、この光中博物館にバナール族の建物が建てられているかというと、グエン・フエの妻ヤードー(Ya Đố)がバナール族だったためです。グエン・フエはバナール族と共動し、広南グエン氏の本拠フエを抑え、ベトナム南北統一の足がかりにしたといいます。

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