ドイツで拝めるフランク・ゲーリーのグニャグニャ建築6選
![ヴィトラ・デザインミュージアム](https://ample.style/wp-content/uploads/2022/12/IMGP1600.jpg)
脱構築主義の象徴的な建築家フランク・ゲーリーの建築は、
平衡感覚がなくなるようなグニャグニャした形態をしていて、
どこの街にあってもひと目でわかり、モニュメントやランドマークとして主張しています。
ニューヨーク生まれのロシア系ユダヤ人という曰く有りげな出生をもつゲーリーの建築の多くはアメリカに建っています。
しかし、ドイツでもゲーリーのグニャグニャ建築を観ることができます。
ドイツに滞在していた際、筆者もヴァイルアムラインやデュッセルドルフまでゲーリーの建築を拝みに行きました。
今回は、ドイツにあるフランク・ゲーリーのグニャグニャ建築を建築年代順に紹介します。
1989年 ヴィトラ・デザイン・ミュージアム|Vitra Design Museum ヴァイル・アム・ライン
ヴィトラ社は、イームズなど有名デザイナーの家具製造ライセンスを持つドイツの家具メーカーです。
デザインミュージアムでは、ヴィトラ社の製造してきたチェアなど家具、そして照明をみることができます。
さらに敷地内は建築園になっていて、安藤忠雄やザハ・ハディドの建築などが展示されているので、建築・家具好きの方にはぜひ訪れていただきたい場所です。
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ヴァイルアムラインはスイスのバーゼルと国境を接する街です。
1995年 Energie Forum Innovation バート・エーンハウゼン
建設当時は、EMRコミュニケーション&テクノロジーセンター ( EMR COMMUNICATION AND TECHNOLOGY CENTER)という名称でしたが、
現在はENERGIE FORUM INNOVATIONと名称が変わったようです。
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バート・エーンハウゼンは、ドルトムントとハノーファーの中間あたりの街です。
この建物はその街の郊外にあります。
これだけのためにここまで行くのは時間的にもったいないので、
せっかく行くなら、後述するハノーファーのGehry Tower、ヘルフォードのマルタ(美術館)と一緒にめぐるのが良いと思います。
1998年 Neuer Zollhof デュッセルドルフ
ノイアー・ツォルホーフでは、様々な形状・素材のグニャグニャした建築が並んでいます。
ぐるぐる回っていろんな角度からながめると、いろんな表情を見せてくれる建築群です。
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デュッセルドルフ中央駅から3km離れています。
歩いて30分〜40分くらいですが、街を見ながら歩けばそれほど遠くも感じませんでした。
1999年 DZ BANK AG ベルリン
![ホロコースト記念碑の奥に見える](https://i0.wp.com/ample.style/wp-content/uploads/2022/12/IMGP2253-e1670676917469-1024x837.jpg?resize=1024%2C837&ssl=1)
ホロコースト記念碑の奥に見える
広大な敷地に 2,711 本の柱が迷路のように張り巡らされているホロコースト記念碑
そのちかくに建てられています。
ホロコースト記念碑もぜひ一緒に回っていただきたいです。
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2001年 Gehry Tower ハノーファー
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ハノーファー駅から徒歩10分ほどの街なかにあります。
2005年 マルタ ヘルフォード|MARTA HERFORD
ヘルフォードの駅前にある美術館です。
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【15分で巡る】ドイツ建築の旅 センチメンタルBGM
筆者プロフィール:Koike Yusuke
木造建築士という建築知識をバックグラウンドに、
ベトナム南部で家具のマーケティング・デザイン・商品開発をしています。
ベトナム史も好きで、ベトナム建築を古代から現代まで調べています。
建築や家具、デザインはもちろん、ベトナム史やビジネスについて語り合える方募集しています。
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資格:木造建築士 / カラーコーディネーター1級(商品色彩)
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