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100年前の画像をカラーで見てみたい方へ

先日、100年前のサイゴン(現ホーチミン市1区)の空撮写真をTwitterにアップしたらプチバズった。

100年前はカメラは存在したけど、カラー写真は撮影できなかった。
白黒画像でも当時の雰囲気や建物はわかるけど、やっぱり色がついている方が現実感がある。
上の画像の感想としては、当時のサイゴンは森の中にあった、そしていまでもその建築がのこっている、というのがホーチミン市に縁がある人にとっては刺さったのだと思う。
あとは、マニアな方は人民委員会庁舎前にはCITROENのショールームがあったことに気づいたり、ほんとこの100年前のサイゴンは見ていて飽きないし、いろんな発見がある。

もともとノロドム宮殿があった場所は、いまでは統一会堂となっているが、空から見ると木に囲まれていて当時の面影がのこる。
ちなみに、サイゴンは17世紀まではクメール人が住むカンボジアの領土だった。サイゴンがカンボジア領の頃はプレノコール(森の中の街)と呼ばれ、サイゴン川と森に囲まれた小さな漁村だった。
上の画像をみると、「森の中の街」という言葉がなんともしっくりくる。

白黒写真をカラー写真でみてみたい

100年前のサイゴンのカラー写真で味をしめた筆者は、白黒写真を簡単にカラー写真にする方法はないか、検索してみた。
スマホアプリで検索すると「Colorize」というアプリが出てきたが、これは1枚カラーにするのに360円だか370円かかるらしい。レビューを読むとお怒りの方が多い。
他の方法を調べてみるとネット上でカラーライズできる「colouriseSG」というサイトを見つけた。

おそらく、人や服、空は認識していてカラー再現できるけど、建物は難しいみたい。建物はほぼ全て同じ色として再現されてしまう。

白黒画像

colouriseSGでカラー再現

下の画像は、当時のカラー写真と比べてほしい

colouriseSG白黒画像

カラー再現

実際のカラー写真

多少アングルが違うが、建物のカラー再現度は低い。まぁ、無料なので多くを求めてはいけませんね。

↓これなんかは、面白く再現できた。

仁王像が入ってきた兵士に驚いているように見える。

上にも書いたけど、人や服の色の再現性は高いので、人物画像で試してみることをおすすめします。

▶️colouriseSGを使ってみる

About

筆者プロフィール:Koike Yusuke(デザイナー&マーケター)
木造建築士という建築知識をバックグラウンドに、ベトナム南部で家具のマーケティング・デザイン・商品開発をしています。ベトナム史が好きなので、ベトナム建築を古代から現代まで調べてます。建築や家具、デザイン、マーケティングはもちろん、ベトナム史やビジネスについて当ブログにまとめています。また、これらのテーマについて前向きに語り合える方募集しています。Twitterやインスタでお気軽にDMください。
資格:木造建築士 / カラーコーディネーター1級(商品色彩)
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メール:amplestyle108★gmail.com(★を@に変換)

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