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ベトナムにある8つの世界遺産の解説とフリーイラスト

タンロン皇城

2021年現在、ベトナムには全部で8つの世界遺産があります。
筆者が、いままで描き起こしたベトナム世界遺産のイラストを紹介します。
イラストはPixabayから高画質でダウンロード可能です。商用利用可能、無料でダウンロードできます。

文化遺産

フエの建造物群

フエの午門

フエの午門

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古都ホイアン

橋を支える構造は礎石造り、建築は木造。屋根には仏教のシンボル法輪が飾られています。

ホイアンの寺橋は、一見木造のように見えますが、よく見ると手すりから下は石橋です。
内部の床に木板が張られていますが、建築部部分を取っ払ってしまえば石橋が残ります。
ですので、たとえ当時にこの場所に日本人が橋を架けていたしても、現在は木造の橋は取っ払われてしまった。
もしくは、当時のベトナム人や中国人が当地の構法で石橋を架けた、ということも考えられます。

16世紀に日本人が架けた橋という伝説から、日本人には「日本橋」と呼ばれています。
寺と橋の機能を持つ橋であることから、ベトナム人から一般的には「寺橋(Chùa Cầu)」と呼ばれています。
他には、「来遠橋(Lai Viễn Kiều)」という名称もあります。 2万ドン札にも描かれるほどベトナムでは有名な橋です。
▶ホイアンの「寺橋」「来遠橋」「日本橋」論争 

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ホイアンの旧市街地

ホイアンの旧市街地

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ミーソン遺跡

ベトナム中部に残るチャンパ王国の建築がミーソン遺跡です。

ミーソン遺跡をみていただくとわかるように、チャンパ王国は約1000年間中国の支配下にあったベトナムとはまったく異なる文化を持っています。チャンパ王国の持つ文化は、お隣の国アンコール(クメール文明)や海の向こうの島嶼部ジャワと近いものでした。

フエやホイアンと近いので、ベトナム中部へ行った際は訪れてみてください。

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ハノイのタンロン皇城

タンロン皇城

タンロン皇城

ベトナムの首都ハノイの街の中にあるタンロン皇城の中心区域は世界遺産に登録されています。 タンロン皇城の中心区域は2003年に発掘された遺跡で、昔から~1010年頃から~1814年まで一貫してこのハノイの地に都を築いてきたと言う事もあり、各年代の都の遺跡が何層にも重なっています。
世界遺産に登録されたのは2010年です。 タンロンと言う言葉の意味はタンが昇るロンが龍と言う意ですが、かつてのハノイがタンロン(Thăng Long)と呼ばれる都だった時の時代に思いを馳せる事が出来ます。

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胡朝の城塞

胡朝の城塞

胡朝の城塞

胡朝の城塞は、南北約870m、東西約880mの方形で、周囲に壕があります。
城壁は5~6mの高さで、土盛りした後に切り石を積んで建てられています。
胡朝城はベトナムで唯一の大規模な石垣を持つ都城であり、保存状態がよいこともあり、2011年世界遺産として登録されました。

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自然遺産

ハロン湾

ハロン湾

ハロン湾

大小2000もの小島・奇岩がおりなす風景が美しいベトナムの人気観光地です。
1994年に世界遺産(自然遺産)に登録されました。 石灰岩はで出来た島々は海や雨水による浸食で様々な形を見せてくれます。 元々山脈であったこの土地は、雨と海水の浸食で2000万年かけて今のような風景になったと言われています。 島々の中には50位上のインサイドレイクがあります。

その中でも有名なのが「竜の目」です。 また、ベトナムの紙幣20万ドン札にも描かれている、接吻するように寄り添う奇岩でKissing rockと呼ばれています。 Hạ Long(ハロン)は下龍を意味し、竜が降りてきた伝説の場所とされています。 宋や元による度重なるベトナムへの侵略を打ち破った場所でもあります。 日本へ元寇があった際に神風が吹いて元の船を沈めたと言われていますが、ベトナムに伝わる下竜伝説がハロン湾です。 伝承では、中国がベトナムに侵攻してきた時、竜の親子が現れ敵を破り、口から吐き出した宝石が湾内の島々になったと伝えられています。

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フォンニャケバン国立公園

フォンニャ・ケバン洞窟

フォンニャ・ケバン洞窟

フォンニャ・ケバン国立公園はかなり広く
想像しやすい広さの例としては、新潟の佐渡島とほぼ同じくらいの面積の地域が原生林に覆われていて、更に300個もの洞窟があるといわれています。
一般公開されている洞窟はフォンニャ洞窟とティエンソン洞窟だけです。

フォンニャ洞窟には船に乗って入って行くのですが、フォンニャ洞窟などを形成しているカルスト地形が形成され始めたのが今から4億年以上前だそうなので、遥かなる時の流れがこの地に凝縮されています。

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複合遺産

チャンアンの名勝遺跡群

チャンアンの山間部に流れる川に浮かぶ亭

チャンアンの山間部に流れる川に浮かぶ亭

都ハノイから南へ約90kmにある山岳地に囲まれた景勝遺跡群です。
山谷に流れる川の中州に建てられた寺院と山岳の景色が美しい。

2014年には、複合遺産として世界遺産に登録されました。

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筆者プロフィール:Koike Yusuke(デザイナー&マーケター)
木造建築士という建築知識をバックグラウンドに、ベトナム南部で家具のマーケティング・デザイン・商品開発をしています。ベトナム史が好きなので、ベトナム建築を古代から現代まで調べて、このブログで紹介しています。建築や家具、デザインはもちろん、ベトナム史やビジネスについて語り合える方募集しています。Twitterやインスタでお気軽にDMください。
資格:木造建築士 / カラーコーディネーター1級(商品色彩)
Twitter @yusukekoike21
Instagram @ample.style
メール:amplestyle108★gmail.com(★を@に変換)

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