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2000万円で最高の家が建てられる ローコスト住宅のマドリヤアーキテクツ

「設計士とつくるローコスト住宅」

がキャッチフレーズのマドリヤ一級建築士事務所。ここの代表のオチアイさんは大学の先輩です。
大学時代から頭いい人とは思っていましたが、今では所員10人も抱える建築事務所としてはなかなか大所帯の建築事務所を経営しています。いまから雇ってもらえませんかね。

で、ここの建築事務所の特徴的なのが、従来の「建築家らしさない」というところですね。

依頼主のライフスタイルに合わせた注文住宅を、なるべくローコストで実現する、というスタンスです。

これは、僕も最近すごく実感していて、これからはデザイナーや建築家が活躍する時代ではなくて、個人のぼんやりしたイメージや夢をカタチにするお手伝いをするのが設計士やデザイナーが重宝される時代になっていくだろう、と考えています。
建築業界なら建売住宅やマンション、家具業界ならニトリやイケアが、ローコストで高品質なモノをカタチにしています。
一方で、公共施設やシンボル的な商業施設はいまだ有名建築家やデザイナーの名前が必要です。

しかし、いまの時代で一番需要のあるカタチは、ローコストで自分のライフスタイルにあった生活でしょう。
個人のライフスタイルに至っては、他人にコントロールされるよりも、自分の好みに合わせた住空間を実現したいと考えているのが、今の40代以下の世代です。

そこにターゲットを絞っているマドリヤアーキテクツは、まったく仕事が切れることなく、お忙しいようです。
かつては、ブランディングだけが建築家としての王道マーケティングでしたが、マドリヤアーキテクツは完全に逆張りです。依頼主が主役になる営業スタイルをしているので、オチアイさん自信も自分を建築家とは言いません。僕から見ても、建築家というよりも実業家に近い印象です。

2000万円で最高の家を建てました!

イラストレーター「ササキサキコ」さんの本にマドリヤアーキテクツの代表オチアイさんが登場します。

この方の旦那様が僕と同じ木工家という方で、かなり住宅にこだわりがあったようです。この本を読めばわかりますが、かなり施主主導の住宅設計です。内装の仕上げも施主が自分で行ったりとかなり面倒くさい客なのですが、そういうお客様にも対応できるのがマドリヤアーキテクツの強みですね。

オチアイ氏が語る ローコストを叶えるためには?

ササキサキコさんの本から、オチアイさんのためになるアドバイスを抜粋して紹介します。

「ローコストを叶えるためには?」

  • 全部にこだわらない
  • 大きくしない
  • 工務店の強みを活かす
  • 施主支給をうまく使う
  • 自分でメンテナンスできる素材を使う
  • 準防火地域を避ける

僕も一応木造建築士の資格を持っているんですけどね、この本を読んでたら、マドリヤに仕事を頼みたくなってしまいました。しかもこの本は、ササキサキコさんの本だけど、完全にマドリヤの宣伝本になっているところがオチアイさんのすごいところです。

ちなみに、マドリヤと契約したらこの本はタダでもらえると思います。(たぶん)

マドリヤアーキテクツの連絡先

設計士と作るローコスト住宅 マドリヤアーキテクツ

淵野辺スタジオ

〒252-0234 神奈川県相模原市中央区共和4丁目13-1フェスト淵野辺2階-A

関内スタジオ

〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町2-8-5東里ビル206

About

筆者プロフィール:Koike Yusuke(デザイナー&マーケター)
木造建築士という建築知識をバックグラウンドに、ベトナム南部で家具のマーケティング・デザイン・商品開発をしています。ベトナム史が好きなので、ベトナム建築を古代から現代まで調べてます。建築や家具、デザイン、マーケティングはもちろん、ベトナム史やビジネスについて当ブログにまとめています。また、これらのテーマについて前向きに語り合える方募集しています。Twitterやインスタでお気軽にDMください。
資格:木造建築士 / カラーコーディネーター1級(商品色彩)
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メール:amplestyle108★gmail.com(★を@に変換)

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