ベトナムの街で見つけた給水塔
ベトナムで街を徘徊していると、不思議な形の塔に出会います。
近代的な塔のだと、元貯水タンクとして作られた給水塔だったりします。
現在使われているものは少ないでしょうし、今後不要な給水塔は解体されていくことも考えられます。
不思議な形の塔に出会ったら、写真におさめてみてはどうでしょうか。
ハノイ市の給水塔
ハノイ市内、4つの道路の交差点に立つ石造りの給水塔は、1894年に建てられたものです。
近くにあった城壁を解体した石を再利用されたため、当時の雰囲気の遺しています。
給水塔としての役割を終えたあと、何度か再開発計画により取り壊しの話がありましたが、ハノイの歴史を伝えるモニュメントとしての役割を果たしています。
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ホーチミン市4区の給水塔
ホーチミン市1区から7区へ向かう途中、4区のグエンタットタン通り(Nguyễn Tất Thành)川沿いに2塔の給水塔を望むことができます。
この給水塔は昔からあるようで、1981年発行の30万ドン札にも描かれています。
1区から7区向かう途中もう一つの給水塔が観ることができます。
これは広告塔としても利用されています。
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ビンズン省にある給水塔
ビンズン省でも給水塔が観ることができます。
まずはホイカン寺近くの給水塔。形が上のMARITIME BANKの広告塔に似ています。
もう一つの見つけたのはイオンビンズンの近くです。
これはきれいな漏斗(じょうご)型をしています。
ホーチミン市ディンビンフー通りの謎の塔
ホーチミン市ディンビンフー通り、マックのあるロータリーの近くには謎の塔が立っています。
ロケット型にSawacoと書いてあります。
Sawacoはベトナムの水道事業者です。
以前はコンクリートうちっぱなしのままの塔でしたが、2021年にリニューアルされました。
ディンビンフー通りで気になっていた塔
いつのまにかロケットみたいに仕上がってました。Sawaco ベトナムの水道事業者 pic.twitter.com/jY2eWVeafv
— ベトナム建築MAP (@vn_design_to) April 24, 2021
ここには紹介しきれませんでしたが、ベトナムの街を眺めていると、ときどき給水塔を見かけます。
漏斗型の給水塔が立ち並ぶ姿はなんとなく、近未来的な雰囲気を感じます。
ベトナムの街歩きのひとつとして、給水塔を探してみるのも楽しみがひとつ増えるかもしれませんね。
筆者プロフィール:Koike Yusuke(デザイナー&マーケター)
木造建築士という建築知識をバックグラウンドに、ベトナム南部で家具のマーケティング・デザイン・商品開発をしています。ベトナム史が好きなので、ベトナム建築を古代から現代まで調べて、このブログで紹介しています。建築や家具、デザインはもちろん、ベトナム史やビジネスについて語り合える方募集しています。Twitterやインスタでお気軽にDMください。
資格:木造建築士 / カラーコーディネーター1級(商品色彩)
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