2000万円の椅子はつくれるか

先日、観てたクレイジージャーニーで衝撃を受けた。
というか、クレイジージャーニーはいつも衝撃を受けるけど、今回は頭を殴られたような気がした。
菊野昌宏は、日本に一人しかいない独立時計師。
彼が作る時計は、2000万円の価格がついたものもある。
高級時計で200万円というのは聞いたことがあるが、2000万円の時計には衝撃を受けた。
ああ、そうか。
なんで僕は
「2000万円の椅子を作ろう」
って発想がなかったのだろう。
もちろん、菊野氏だって2000万円の時計を作るつもりではなかったのだろう。
ただ、自分の世界観を追求していたら、その価格がついた。
椅子だって、世界に一つしかない椅子を作って、その世界観に共感する人がいれば、2000万円の価格がつくと思う。
たとえば、3億の価格がついた椅子もある。
10万20万で売れる椅子を考えるのもいいけど、2000万円の価値がつく椅子がつくれるまで、とことこ世界観を追求することこそ、アーティストやクリエイターの醍醐味だ。
クレイジージャーニーの独立時計師の回は、若かりし頃の気持ちを思い出させてくれた。
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