10年未完の高層ビル SAIGON ONE TOWERがIFC ONE SAIGONになった経緯
2007年に始まった建設、2020年になっても未完のまま放置
ホーチミン市内の景色には必ず入り込む謎のビル「Saigon One Tower」
もはやこのまま廃墟になるんじゃないか
80%完成しているが、建設中止のまま放置され、雨ざらしで内部は腐食が進んでいると言われています。https://t.co/rLGOBSg3HU pic.twitter.com/nAMfgjAs4N
— ベトナム建築MAP (@vn_design_to) June 26, 2021
サイゴンワンタワーは、ホーチミン市トンドゥックタン通りの建設中の高層ビルです。
この建物は42階建て、高さ195.3 m 、床面積6,800 m 2で、サイゴンリアルエステートコーポレーション(M&C)が投資し、2011年に完成する予定でした。
2007年に建設が始まり、筆者がベトナムに移住した2011年当時も目下建設中でした。しかしいつになってもこの高層ビルは完成せずに、工事が80%進んだ状態で2020年を迎えています。
2008年にリーマンショックが起こり、ベトナムの不動産市場も暴落しました。その影響で資金不足になったのではないか、と筆者は考えています。
2017年に、ファンドのVAMCに押収されました。そして、6兆1,100億ドン(日本円換算で277.6億)で競売にかけられています。
桁がおかしい気がしますが、27億円では安すぎですし277億では高いですね。これはなかなか引き取り手が決まらなそうです。
2022年に進展!!
コロナ禍が明けた2022年とうとう進展がありました。
外壁の工事が再開されて、完成に近づいたようにみえます。
また、ビルの名前が「IFC ONE SAIGON」 に変わるそうです。
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