「ブラック企業を辞めたーーーい!!!!!」と思ったら

「ブラック企業を辞めたーーーい!!」
あなたへ。
当記事は、ブラック企業を辞めたいと考えている方の背中を押す記事でもなければ、引き止める記事でもありません。
「いまのあなたの状況を客観的にかえり見てはどうか」
と問いかける内容です。

世の中には本当にひどいブラック企業もあるようですので、あなたはとっとと辞めるべきかもしれません。
けど、書き手の自分にとって、読み手の状況などというものはわかりません。だから、この記事はあなたの求めているものではないかもしれない。
一応、僕も社会人経験が20年近くになるので、参考にしたいただければ・・・と思いつらつらと書きはじめました。時間がある方は読んでみてください。

僕は、新卒で入社したブラック企業で6年間も無駄な時間を過ごしてしまいました。
どれくらい酷かったかというと

☑残業代が出ない
☑休みを取れない月がある
☑社会保険に入っていない
☑ヤクザみたいな社長
☑ボンクラ息子が上司
☑そもそも、募集の職種が嘘だった。
☑断れない飲み会が突然発生する

等々、上げたらきりがないですが、、、こんなクソ会社に6年も在籍してしまったことにいまでも後悔しています。入社前にリサーチが足りなかったということもありますが、就職氷河期の当時は内定が決まるだけマシという状況でもあったのは察してください。

現在ブラック企業で働いている方は、薄々感じているかもしれませんが、ブラック企業は長くいればいるほど辞めづらくなります。

☑常に人手不足のため、一人の仕事量が多く、「自分が辞めると同僚に迷惑をかけてしまう。」と思い込んでしまう。

☑常に人手不足のため、辞めようとすると上司の引き止めに合う。「こんな時代に会社を辞めてもいまより良い待遇の会社があるわけがない」などネガティブな言葉を言われたり、あるはずのない義理を持ちだされたりする。

僕は上の会社を辞めるとき、辞表を2回出しました。
1回目は、上司は冗談だと思ったらしく、なかなか話が進まないので、もう一度辞表を出しました。

正直言って、あまり後味の良いやめ方ではなかったですが、やはり辞めてから何年経っても一切関わり合いたくない会社です。

ブラック企業からホワイト企業になる可能性

ブラック企業を辞めた後、2回目に就職した会社も、最初のブラック企業ほどではないですが、入社当時は濃いグレー企業と言わざるえない会社でした。
土曜日はもちろん、日曜日にも時々出勤していました。

社員が足りないから、1回の社長面接を通れば入社出来てしまうものの、社長の意にそぐわないとバンバン首を切られる会社でした。僕も何回か危うい場面がありましたが、10年経ってもなんとか生き残り今に至っています。企業は年々成長しており、当初の濃いグレーから一変しホワイト企業になりつつあります。

最近ではクビになる人は減るようになりました。そのせいで、以前は少数精鋭で会社を回していたのが、最近では特に優れた人ではない人が増えてきました。また、入社当初は日曜出勤やサービス残業があったが、今では完全週休二日制、基本的には残業禁止といったように会社が変わってまいりました。求人票だけ見ればホワイト企業に見えるかもしれません。しかし、ワンマン経営という体制はある意味ブラックになりやすい経営体質ではあります。

この辺は、経営者が変化の途上にあるか、それともずっと同じやり方を続ける人か、に左右されますね。
ブラックな面をもつ経営者でも時代に合わせて変化できる経営者なら、ホワイト企業に変わっていけるでしょう。

会社の選択は人生に大きな影響を与えます。それは紛れもない事実です。
誰もが正しい選択・就職ができているわけではなく、多少なりとも不満や苦痛を抱えながら働いているのが、この世知辛い世の中とも言えます。

しかし、会社なんて虚構だと思えば少しは気が晴れるものです。

社会的地位と人格は一致しない

◯社長は平社員より人格が優れているだろうか
◯医者は患者よりも人格が優れているだろうか

そんなわけないですよね。

社長や平社員の格差は、あくまでも会社というヒエラルキーの中での差であって、別に人間的にどちらが上ということはないはずです。
しかし、政治家がいい例ですが、なんかエライ人っていますよね。

医者だからって、政治家だからって、危害を加えていない一般人を一方的に罵っていい理由はないはずです。
もっというと本当は、上司だろうが社長だろうが、部下を人間扱いしないような言動はあってはなりません。あとは、お客様だからって神さま扱いする必要もないです。

人格を語る場においては、役職や職業は関係ないはずです。
しかし、社会的な立場から見ると、医者や社長は偉い、ということになっていますから、なんとなく敬ってしまい腰が低くなったり、卑屈になったりしてませんか?

会社は◯◯マンごっこだと思えばいい 会社は虚構

例えば、会社というヒエラルキーの中では、

社長>専務>部長>課長>係長>平社員

というピラミッドで人間を区別してしまい、皆それぞれ自分の役職を演じています。

そして、そのイデオロギーの中で理想的な役職を演じ続けていると、ピラミッドの頂点へ向かっていくことができるようです。
自分の役職をうまく演じられないと、最悪はその役を取られて、降格になったり、クビになったりします。
上手く演じられないというのは、会社に利益を出していない、ということもありますが、上司の機嫌を損ねるということの方が理由になったりもしています。

要は、部下として上司を立てていない、ということです。企業は、理想的な部下を演じてくれる人を昇級させます。

上司にとって、理想的な部下とは

  • 上司の言うことは絶対!
  • 言われたらすぐ行動する
  • 高い確率で結果を出す

社員全員が同じ行動できるわけないのですが、会社はそれを期待しているんです。極端な言い方をすれば、会社では小さい頃に遊んだ◯◯マンごっこの延長なのです。

わかりやすい言葉が、営業マンですね。
会社の中には、社長マンがトップでいて、経理マンやら総務マン、部長マン、係長マンがいてそれぞれ一生懸命その役割を演じているわけです。

ウルトラマンの中に入っている人とゼットンの中に入っている人の人格の違いなんてわかりませんよね?
ヒエラルキーの強い会社なんて所詮そんなもんです。

もし、上司がなんか偉そうに言ってきたら
「この部長マン、部長マンを演じるのに必死だなw」
って思えばいいです。

で、この会社のピラミッドに上がっていきたければ、自分も「理想の部下マン」を一生懸命演じればいいです。
もし「理想の部下マン」を演じたくなければ、自分の能力を圧倒的に上げることです。
知識も行動力も上司を圧倒し、確実に結果を出し続ければ、「理想の部下マン」を演じなくても昇給できる会社もあります。

まぁ、実力のある人を評価しない会社であれば、早めに見限るのも正解ですね。

本当にダメな会社

社長という職業の方はオモテヅラは良いが、考えていることはセコい。

人が多いという、筆者調べがあります。
特に中小企業の社長は、ケチなくせにかっこつけたがる
「社員は家族だ」
みたいなことをポジショントークで言っている人ほど、本当は社員を使い捨てだと思っています。もちろん全員とはいいません、中には本当の家族のように接してくれる社長もいます。

では、どうやって社長の言葉を信じればいいのでしょうか。
社長や上司の言動一致をよく観察してください。
あなたの会社の社長や上司の発言と行動は一致していますか?

「この会社、ウソが多いな」
と思ったら危険信号です。

「実際に働いてみたら、募集の内容とぜんぜん違う」
とかよくある話だと思います。

そんな会社は、社員を使い捨てに思っています。ウソがまかり通っているような会社だと、ビジネス自体に問題がある可能性もあります。危険な会社に永くいてもいいことはないので、さっさと足を洗い、違う人生をみつけましょう。
特にあなたが20代だったらなおさらです。若いうちに積んだ経験が将来の人生を大きく左右します。

そもそも、あなたの持っているマインドは本当にあなたのもの?

環境というものは自分で変えられるが、他人というのは変えられません。
他人の考え方は変えられませんが、自分の考え方(マインド)は変えられます。

僕は、せっかくブラック企業を辞めたのにかかわらず、2社目でもそれほど良い企業に入れませんでした。
それはなぜでしょうか。

キャリアの問題もあるかもしれない。
しかし僕は、自分のマインドの問題だと考えています。

せっかく会社を変わるなら、給料維持でもせめて待遇がよく働きやすい会社がいいですよね。でも、自分自身が腐っていたら、いくら就職活動しても内定するのは腐った会社しかない、僕はそう考えます。
ですので、ブラック企業を辞めたいと思ったら、まずは自分のマインドを変えないと、結局似たような企業に就職することとなり、「会社を変わっても以前と何もかわらない」ということになります。

では、どうやって自分自身のマインドを変えるのか。

日本では、学校の先生の言うことを良く聞く生徒が評価されます。いわゆる素直で真面目な生徒です。
学校教育では、素直で真面目な生徒を量産するために、手を変え品を変え、私たちを教育してきました。

そして、社会に出て上司の言う通りにがんばります。最初は素直で良い社員という評価になるでしょう。
ホワイト企業や上司の人格が優れていれば、それでもいいかもしれません。

しかし、ブラック企業やクソみたいな上司に当たってしまったら最悪です。最近は、上司ガチャなんて言い方もするようです。
とにかく素直で真面目に働くほど、彼らに自分の人生を委ねてしまいます。

自分の人生を思い通りにしたいなら、他人に自分の人生を選択させてはいけません。

素直に真面目に働くことは、上司に自分の人生の選択権を渡していることです。それでは、何年たっても自分の人生が思い通りいくことがありません。
上にも書いたように、ホワイト企業や上司の人格が優れていれば、評価されて給与アップや昇給につながると思いますが、ブラック企業やクソ上司にいくら貢献してもそれは報われない行為です。

辞表を書く前に、まずは彼らの言いなりになる必要が本当にあるのか、それについて考えてみてはいかがでしょうか。

僕の会社には、自分より年上の50代の同僚(?)が何人かいますが、彼らを見ていると、彼らは自分の基準を持っていないです。判断は全て上司や顧客まかせ。
「上司や顧客のいうがままにやればいい」そう思っている人が多いです。

そういう人たちに限って、大した結果を出していないです。一貫した考えがない。「考えること」を、「選択すること」を放棄している人たちです。

いまの日本はそんな人達ばかりになってしまいました。
社会に出て働くのにそれだけでいいのでしょうか。
あなたの人生はあなたのものですから、会社や上司、親のものではありません。

最終的には、あなたの人生の責任をとるのはあなたです。
辞表を書く前に、あなたが望む人生はどういう人生か、一度考えてみてはいかがでしょうか。

転職を考えたらドラクエ3のダーマ神殿を思い出そう

僕は、社会人になってからいまのところ、2社でしか働いたことがありません。しかし、1社目と2社目では完全に業界が異なり、本当の転職になってしまいました。

建築業界(建設業)→家具業界(製造業)と転職しましたが、 一社目で6年働き、 今の会社は今年(2020年)で10年になります。
同業種、同業界で会社を変わるのはいいと思いますが、他の業界に転職する場合は気をつけてください。
せっかく覚えたスキルの意味なくなり、ドラクエ3(古くてすいません)同様にレベル1に戻る可能性があります。

ドラクエ3ではダーマ神殿で転職できます。

例えば、僧侶→戦士に転職する場合は回復魔法も多少使える戦士になりますが、戦士→僧侶の場合はまったく意味がありません。
せっかくレベルを上げた意味がなくなってしまいます。
人生も意外と似ていて、転職してしまうと、前職で覚えたスキルがほぼ使えなくなる場合があります。

また、業界ごとに特有のルールが有り、業界が変わるとしばらく新しい業界のルールを覚えるまで時間がかかります。

しかし、人生はゲームとは違い、いつでも転職が可能です。(ドラクエ3はレベル20でやっと転職できる)
だから、もしブラック企業やブラック業界に入ってしまった場合は、早く辞めたほうがいい場合もあります。
レベルを上げてから(長く働いてから)転職すると、その分の時間が無駄になります。

会社に入ると、石の上にも三年とか言われて、社員をコントロールしようとしますが、1年以内にやめない場合は、仕事が増えて責任が重くなり余計辞めづらくなることがあります。
ですので、「この会社ヤバイ!」とおもったら早めに判断をした方が良いです。

しかし、転職を何度も繰り返すことはおすすめしません
それは結局レベル1からやり直すのを繰り返すのとおなじです。
自分の納得できる仕事が見つかったら長く続ける方が良いに決まっています。

また、20代をどう過ごすかで人生大きく変わってくると、僕は思っています。
僕の場合は、20代半ばから仕事に対してやる気が低下して、酒とキャバクラ漬けの生活を過ごして貯金ゼロでした。

30歳でベトナムに来てから人生変わり始めましたが、かなり遠回りの道を歩いています。
現在、頑張って軌道修正中ですが、なかなか遠くまで来てしまいました。
20代のうちに自分が心から仕事に打ち込める職場に出会えると素敵な人生になるでしょう。

それは、適職を天職とすることです。

算命学でいう天職適職の違い

ここからは、ちょっとスピリチュアルな話になります。
僕の母は「算命学」で占いをやっていて、自分もその影響を少し受けています。
算命学でいうところの天職と適職について、紹介したいと思います。

☑本人の魂が喜ぶ仕事、本人がこの世において、自他ともに喜びを感じられる仕事が【天職】です。

☑本人がこの世において最も経済力が得やすいのが【適職】です。


仕事は楽しいが、お金に困っている人。→天職
お金は稼げるが、仕事に喜びをみいだせない人。→適職

そして、仕事はつまらないし、稼ぎも悪い。いわゆるワーキングプアといわれる、天職にも適職にも就いていない人がたくさんいます。

正直、肉体的にも精神的にもつらい仕事を続けていると、生きる気力がなくなります。
「働けどもは働けども、我が暮らし楽にならず」
そして最終的に、死を選択する人が、日本には少なからずおります。

どうしても会社を変わる必要があるなら、なるべく適職を探し、休日が多い会社を選ぶと良いです。単純に給料を比較しないで、休日日数を比較してみましょう。
休日が増えれば、バイトやネットでの小遣い稼ぎ、もしくは自己投資をすることができます。

それに、休みが増えれば、心が穏やかになるので、自分の人生をどうしていきたいか、考える時間も増えます。
ワーキングプアに陥りやすいのは、自分の私生活をふりかえる時間さえない人です。

最終目標は、適職を天職にすることです。
適職を天職に出来れば、経済的にも、心にも豊かさが訪れます。

最後に

最近一部の界隈で「フリーランス最高!!」とか「好きなことで生きてゆく」とか煽る人が見受けられます。
僕はフリーランスになったことはないですが、サラリーマンを社畜と嘲り、根拠のないフリーランスの道を煽るのはどうか、と感じています。

「サラリーマン=社畜」ではないです。会社にいいように使われて、自分を見失ってしまうことを「社畜」と定義するべきだと考えます。
ブラック企業で苦しむサラリーマンもいれば、サラリーマンとして充実した人生を送る人もいます。

サラリーマンは組織で仕事をするので、規模の大きな仕事に関われるチャンスが多いですが、フリーランスは人にもよりますが、個人でできる範囲の仕事に留まりやすいです。
今の時代なら、サラリーマンという安定した仕事をしながら、副業で稼ぐ人も増えているようです。

ブラック企業を辞めるとしても、転職活動をしながら、自分の心に問いかけてください

「自分が心から仕事にしたいことはなんだろうか?」

「自分の魂が燃えるような仕事はなんだろうか?」

経済的な指標も大事ですが、自分の心に、魂に問いかけてみてください。
就職活動は天職につく機会でもあります。

筆者プロフィール:Koike Yusuke ベトナム建築探偵
構造美主義者の椅子設計士。ベトナムにある家具メーカーで働き、安くて良い椅子を作って日本の家庭へお届けする仕事をしています。2020年よりベトナム建築探偵はじめました。
資格:木造建築士 / カラーコーディネーター1級(商品色彩)
(Twitterはお気軽にフォローください!@yusukekoike21

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